バルセロナ その22
ジローナからパセジ・ダ・グラシア駅で降りて、あまり歩かなかったグラシア通りをぶらぶらしました。ブランドのお店が並んでいる通りなので、あんまり縁がないとこですが。
ロエベ。もちろん中には入れません!
ほぼ毎日通ったエル・コンテ・イングレスの地下のスーパーマーケットで最後のお買い物。
かごいっぱいにお土産やこの日のパンなどを入れて、レジに並んだら、隣のレジの女の子がこっちへ来いと手招きするので行きましたら、つっけんどんにスペイン語で何か言ってるのです。ようやくかごの中のを出せ、と言っているのが分かって、今までそんなことなかったのにと思いながら出して、会計はカードでしようと、(このデパートでは客側にある機械で自分でカードを通して決済します)カードを通して暗証番号を入力したら、今まではそれでOKだったのが見たことない画面にすっかりおたおたじっと「何してんの?」と言わんばかりにこっちを見ていた女の子が、ペンを指してくれてやっと名前も書かないといけないことが分かりました
冷や汗かきながらやっとのことで済ませたら、女の子が「良くできました」と言わんばかりににっこり笑ってくれたのでした。
この日が最後で残念!毎日嫌がらせのようにあの女の子のレジに並んでやったのに、と思いながらホテルに帰ったのでした
最後の日の朝。この日はなんとストライキ!前から旅行会社の人から連絡受けてましたが、日本語案内所の人もネットでも多少は交通機関は動いているということだったので、時間かかると思われたので早めにチェックアウトしました。
タクシーに乗る、という手もありましたが、空港までは約30ユーロとありましたが、私の手持ちが20ユーロしかなかったんです
で、フランサ駅まで行くと電車動いてない、えー
仕方ないので地下鉄まで行くとかろうじて動いてました。カタルーニャ広場まで空港行きのバスが出ているのでそこまで行くことに。
カタルーニャ広場。とても静かです。
バス乗り場に行くと、バス動いてませんでした
大勢人が集まってて、爆竹の大きな音がしました。
もっと近くまで行ってみようかと思いましたが、荷物もあったし、みなさん真剣なのに観光客がふらふら見るもんじゃないのでやめました。
地下鉄で空港の近くまで行こうと降りたら、入り口が閉まっており、全然入れない状態。
タクシーに、20ユーロで行ってくれ、と交渉しようとしたら、ちょうどルーマニアの一人旅の女の子が一緒に乗る人を探していたので2人で乗ることができました。
ここでも会話が続かずでも気を使って話しかけてくれたのでした。
おかげで10ユーロで帰ることができました。
空港も閑散としてて、お店もほとんど閉まってました。
実際買い物とかしてて物価が結構高いな、という印象でした。観光地のレストランはたぶん日本よりも高いんじゃないかと思いました。
今回のストを見て、経済危機は深刻なんだ、というのを改めて思いました。
日本も人事ではないよね、と思いましたが、このときはつかれきってたので、ぼんやり眺めているだけでした。
カタール空港の人がカウンターに入ったので、かなり早めにチェックイン。中ではテレビでフェデラーとジョコビッチのテニスの試合があったのでそれをずっと見てました。
フェデラー好きなんです。帰ってみたら負けてましたが
それから長い時間かけて日本に戻ってきたのでした。
帰ってしばらくはもうヨーロッパ行かない、と思うぐらい疲れましたが、妙な達成感はありました。一人旅、想像以上に大変でしたが、貴重な体験をしたと思いました。
これでバルセロナはおしまいです