読書

2014年9月18日 (木)

土の中の子供

中村文則作の「土の中の子供」
芥川賞受賞作。久しぶりに私より若い作家さんです。

主人公が幼い頃遠い親戚に預けられ、そこで虐待された過去がある、というからやっぱり暗いお話です。でも考えさせられるというか。
子供の虐待って程度の差こそあれ、よくあるのかもしれません。
以前もう居られませんが、近所からよく女の子の泣き叫ぶ声が聞こえておりました。今どうしてるんだろ、と思いますが…

クーちゃんの背中。
今日は以前痛めた膝がまた痛くなったので、受付時間過ぎてましたが治療してもらいました。
弱ってるんだって。着実に体は老化しとります💧

2014年9月15日 (月)

見るまえに跳べ

先週は職場で歓迎会していただいて、普段黙々とお仕事してるみなさんとお話できまして、やっと仲間に加えてもらえたかな、という感じです。
昨日と今日は疲れてたのか、天気も良いしお出かけしたいけど、なんかぐったりしてたので、大人しくしとりました。

これも家にごろんとあった古い本。大江健三郎ってノーベル賞取った人よね、で読んでみました。
5本の中短編集で、戦後の進駐軍に占領されていた頃が背景。主人公は米兵相手の売春婦のヒモだったり、売春婦の隣に住む中学生だったり。
なかなかグロい描写もありますが、読み応えあって面白かったです。
他の作品も読んでみたいですが、見つからないから図書館で借りるしかないかなあ。

これは先日現代美術館いく途中にあるオブジェ。

だまし絵となってます。
ここ何回も通ってるのに、初めて気付きました。

案外見えてないもんです。

2014年9月 5日 (金)

フロレスタで読書♪

やっと週末です。今回の仕事は土日休みなので、明日はお休み♪
最寄り駅が五日市駅で、駅近くのドーナツのお店、フロレスタへ寄り道。

甘さ控えめで美味しいです。
けど、今日はチョコかけたのにしました。

ここでやっと読み終えたのが、高峰秀子「わたしの渡世日記」

昭和を代表する大女優ですが、5歳から映画に出て、学校もロクに通えず、なので勉強してない事にコンプレックスを持ち、かなりの本を読み、人一倍努力したようです。
波乱万丈な人生はかなり面白かったです。彼女の出た映画を見てみたいな、と思ったのでした。

2014年8月28日 (木)

読書会とブロッコリーグリル♪

昨日は夜、先日何十年ぶりに再会したCちゃん主催の読書会に参加しました。場所は今津にあるヒマールカフェ。

実は初めて入りました。広々した店内。ゆっくりできそうな雰囲気です。
片隅のテーブル囲んで読書会始まってました。

決められた本を読んで、その本について話し合うのですが、今月はモーリス・ルブランの「奇岩城」図書館で借りました。高校時代とかこの手の推理小説よく読んでたし、それにヒマなんですぐに読めました。

みなさん持ってた本が見事に出版社ばらばら。
すごく自由に感想言われてるし、かといって大きく横道それる事なく、変に考えすぎる事なく、ほんと楽しい時間すごしました。読書会、良いですよ、ほんと。
来月は西岡常一「木に学べ」まず図書館行かなきゃいけませんね。

それからCちゃんとブロッコリーグリルへ、ご飯食べに行きました。

ブルームーン、日本ではビールにはならないそうですが、飲んだらビールです。飲みやすいo(^_-)O

料理はどれもすごく美味しかったです

ペンネ、ソースが最高!

生ハム。こんな美味しいの、食べた事ない!

マスター、こだわってますよ!変わったビール置いてるし、ワインも結構のみましたが、全然悪酔いしません。
また良いお店を見つけてしまいました。潰れてはいけないので、せっせと行かなきゃ!

2014年8月19日 (火)

たまには読書

父の蔵書を片付けてますが、売却できるのはほんの一部だけ。ほとんどが古紙としてしか役に立ちません。
私は4人家族の中で一番本を読みませんし、今まで読みたい本は図書館で借りてました。
読みたい本あってもどこにあるか分からん状態ってのもありまして。
でも最近はよく読むようになりました。ま、時間もあるしね。

金賢姫の「いま、女として」大韓航空機爆破の実行犯、金賢姫の告白書。表紙の清楚な姿とは裏腹に、内容はかなりハード。北朝鮮恐るべし、です。
その昔、まだ拉致問題もあまり言われてない頃、大学生だった私はゼミの先生と一緒に韓国に行く事になりまして、父に言ったら「北朝鮮に拉致されるぞ!」とえらい剣幕で怒られたのでした。
何言われてるのか訳分からん私は、もちろん反抗し行ってきまして、無事戻ってきましたが、今思うと的外れな事言ってた訳じゃあなかったんだな、と思うのでした。よかった、拉致されんで。
テレビで北朝鮮の話題あると、あの時無事帰った後も、しばらく口聞いてくれなかった父の事を思い出すのでした。当時は大人気ない、と思ったのですがねf^_^;

2011年6月 2日 (木)

悪人

413k6b0uv7l__sl500_aa300_ 友達が面白かった、というので、早速読んでみました、吉田修一作の「悪人」もちろん図書館で借りました。

映画になって話題になった作品で、殺人を犯した若者のお話で暗い内容ではありますが、飽きずに最後まで読むことができました。

誰が悪人か、とさまざま意見はあるようですが、悪人と呼べそうな登場人物はたくさん出てきますが、自分自身考えたら程度の違いはあれ、長い人生似たような事をしてきたとこもあるわけだから、この世の中悪人なんて山のようにいるんじゃないかと、で、結局単純な私は人の命を奪う事が一番悪いのではないかと思うのでありました。人の命は地球より重いのですから。

話題の映画も見てみました。

51j1mtulawl__aa115_ 妻夫木聡、先日Gyaoで配信されてた「ジョゼと虎と魚たち」がすごく良かったので、今一番注目している俳優さんだったのでそれもあって見ましたが、暗いです。

当たり前といえばそうですが。

疲れたときにみるのはおすすめしません。

でもロケ地になった長崎や佐賀の景色を見て、行ってみたい!と思っているところですcoldsweats01

2011年5月 6日 (金)

朗読者

私は読書は嫌いじゃないんですが、読んでていやなテーマや気に入らなかったらもちろん止めてしまうし、そこそこ面白いと思っても、退屈なところは飛ばして、ひどいときは最後だけ読んで良しとしてしまいます。これが結構多いbearing辛抱ないという所でしょうか・・・

51c20d5sz7l__sl500_aa300_ ベルンハルト・シュリンク作の「朗読者」

いつも本は図書館で借りますが、15歳の少年と36歳の女性の恋愛物、というだけでいやなタイプのカテゴリーに入りそうでしたが、とりあえずベストセラーというのでついでに借りてみました。

で、想像つくとは思いますが、一気に読んでしまいました。

感動するお話じゃあありません。残酷で悲しい結末です。

最初読み終わったとき、なんでこんな結末なの?と思いましたが、後半部分を何度か読み返すとこういう結末も仕方なかったのかなあ、と思ってしまうのです。

他の人のブログにも書評がたくさん出ているので、私は表現するのが苦手なので、興味あるひとはそっちを見てね。

で、その勢いで映画も見てみました。

41hmiayu5vl__aa115_ ケイト・ウィンスレットがアカデミー主演女優賞を取った作品です。「愛を読む人」

本を読んだ時点で、彼女がぴったりじゃん!と思いましたが、やっぱりその通りでした。

原作に忠実ですが、アメリカ映画なので、最後が原作よりも救いがあるように思われました。娘に話すとこなんか。

これも映画評書いてる人たくさんいるので、詳しくはそっち読んでね。

今日もこれ書き込みしながら、ハンナの悲しい人生に涙してしまう私でしたweep

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