瀬戸内海芸術祭 直島編 その2
バスでベネッセミュージアムへ。
ちょうど作品解説もしており、それに参加することができました。
ずいぶん前にテレビでこの人の特集を見て、岡山の展覧会に行った事があります。
ベネッセの創始者がこの方の作品をかなり集めていたそうです。
明治時代の岡山に生まれ、17歳で単身でアメリカへ渡り、英語もろくに話せなかった国吉のコミュニケーション方法が絵を描くことだったそうです。元々画家になるつもりはなかったそうですが、その絵の才能が認められ、学校に行くことが出来、それからアメリカであっという間に売れっ子の画家になったそうです。
中は撮影禁止なので、HPから拝借しました。その時代の作品です。
ところが第2次世界大戦で、日本が敵国となり、その頃の画風ががらっと変わります。
国吉自身、作品の解説は残してないそうです。
アメリカ国籍がほしかったそうですが、法により取得できなかったそうです。ところが法律が変わって取得できるようになり、その手続き中に亡くなったそうです。
大戦の最中でもアメリカの美術団体の会長になったり、画家としての地位はアメリカでも高かったようです。
それなのにアメリカ人になれない、そんなジレンマを死ぬまで抱えていた、ということでした。
正直作品自体はそんなに好きとは言えませんが、この人自身はすごいと思うのでした。
館内をじっくりみて、それから帰りました。近くのバス停まで歩きました。
バスに乗って港まで行き、高松行きの最終フェリーに乗って帰ったのでした。
2日目も終わりました。
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