呉 御手洗編 その1
大崎下島の御手洗へ向かいました。
江戸時代、中継貿易港として栄えた港町で、今は町全体が国立公園となっているそうです。
江戸時代に作られたという千砂子波止。
この島にこんな歴史ある街があるとは、今まで知りませんでした。
まだまだこの年になっても知らないことがあります。
この小さな橋の向こうに住吉神社がありました。
まずはご挨拶
狛犬、面白い顔してます。
それから向かったのが満舟寺。入り口近くに建っている標識が面白い。子供が走ってくるのを注意しろってことですかね・・・
平清盛ゆかりのお寺だそうです。
ここの石垣は戦国時代、加藤清正が豊臣秀吉の四国征伐の時に築城したと伝えられているそうです。
御手洗は江戸時代の町並みが多く残っているそうです。
若胡子屋跡。
御手洗は西日本一の遊郭の町でもあったそうです。ここ若胡子屋では最盛期には100名以上の遊女を抱えていたそうです。
中は当時の様子が書かれたパネルなどが置いてあり、貧しい娘達が奉公と偽って遊女にされた、ということが当時横行していたようです。
「おはぐろ事件」というのもあったそうで、当時人妻になるとおはぐろをするという風習があったそうですが、遊女を一夜の妻としてお歯黒をつけさせるのが当時のお金持ちおじ様たちのステータスだったようです。
人気の遊女がお歯黒をつけようとしたが上手くつかない。いらいらした遊女がつぼに入ったお歯黒を彼女の世話をしている少女の口に流し込み、少女はのた打ち回って亡くなり、その後、怪奇現象が起こるようになったそうです。
御手洗の繁栄を支えた遊女達ですが、末路は悲しいものだったそうです。
で、ここで展示されていたのが
中村春吉という人は御手洗出身で、明治時代に自転車で世界一周をしたそうです。
いまでこそそういう人はたくさんいますけどね。こんな人がいたというのも初めて知りました。
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